『過剰歯(かじょうし)』 という言葉を知っていますか?
聞かれたことがある方もいらっしゃるかもしれません。
今日はそんな過剰歯のお話をさせていただきます。
人間の歯の本数は決まっています。
<乳歯:20本、永久歯:32本(親知らずを含めて)>
その決まった本数よりも多く歯があることを『過剰歯』といいます。
過剰歯がなぜできるのかは、よくわかっていませんが、過剰歯は、本来の歯よりも小さいことが多く、また乳歯よりも永久歯によくみられ、女性より男性に多くみられるそうです。
過剰歯は、逆向きに生えてきたり、横になって歯ぐきの中に埋まっていることもあり、
そうすると永久歯が生える時にじゃまになったり、そのせいで歯並びが悪くなったりすることもあります。
また、場所によっては、永久歯の歯根(根っこ)を溶かしてしまうこともあったりします。
過剰歯は骨の下に埋まっていることが多いので、レントゲンが撮れるようになる歳になれば、一度レントゲンで確認することいいと思います。
過剰歯があることで、永久歯の生えるスペースがなくなってしまうこともあるので、なるべく早期に知ることが大切です。
小さいうちから歯科医院で定期的に検診をするようにしましょう。