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2023/05/08
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過食嘔吐症と歯

過食嘔吐症は、摂食障害の一種で、日常的なダイエットや食生活の乱れ、精神的な問題などが原因で起こります。

この行為は身体に大きな負担をかけ、健康に多くの問題を引き起こします。

 

胃酸は、食物の消化に必要な酸であり、胃に対しては耐性がありますが、歯に対しては強力な腐食作用を持っています。

嘔吐をすることで口内に流れ出し、歯の表面を侵食し、歯のエナメル質や象牙質を溶かしてしまいます。

このような現象を、歯の酸蝕(さんしょく)といいます。

 

酸蝕が進行すると、歯の表面が溶かされ、歯垢(しこう)や汚れが歯の表面に付着しやすく、歯の色が黄ばんで見えるようになり、歯が敏感(知覚過敏)になることがあります。

さらに、嘔吐によって口の中に含まれる胃酸が増加し、唾液のpHが低下します。

これにより、口腔内の細菌が増殖し、歯周病や虫歯の原因となります。

口臭も強くなるため、嘔吐によって口腔内の環境が悪化することがわかります。

 

この問題を最小限に抑えるためには、嘔吐の回数を減らし、胃酸が口腔内に流れ込むことを防ぐことが重要です。

また、歯の​​エナメル質を守るためには、歯を磨く前に口腔内をすすいで、口腔内の胃酸を中和することが重要です。

 

また、歯の酸蝕を予防するために、嘔吐後にはすぐに口をゆすぐ、歯を磨く、歯間ブラシで歯間をきれいにする、などの対策を取ることが大切です。

 

過食嘔吐が繰り返される場合には、病院で適切な治療を受けることはもちろん、歯科医師にも相談して、口腔内の状態を確認し、治療を受けることが必要です。

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