先日「高齢者です。最近口がネバネバします。原因は何が考えられますか?」と質問を頂きました。
口のネバネバ感は、いくつかの原因が考えられます。
一般的には、以下のような状況が関与している可能性があります。
●口腔乾燥症
・年齢や特定の薬物の副作用によって引き起こされることがあります。
・唾液の不足によって口のネバネバ感を引き起こすことがあります。
●唾液の質の変化
・年齢や特定の疾患によって唾液の質が変化し、ネバネバ感を引き起こすことがあります。
●口腔内の細菌増殖
・口の中の細菌の増殖や感染が原因で口腔内がネバネバすることがあります。
改善策としては、以下のような方法があります。
①水分摂取
口の中が乾燥している場合は、十分な水分を摂取することが重要です。
水をこまめに飲むことで、唾液の分泌を促すことができます。
②口腔ケア
正しい口腔ケアを行いましょう。
歯磨きやうがいをこまめに行うことで、口腔内の細菌の増殖を抑えることができます。
③唾液刺激
硬いキャンディや無糖ガムを噛むことで、唾液の分泌を刺激することができます。
④加湿器の使用
室内の空気が乾燥している場合は、加湿器を使って湿度を上げることができます。
以上の対策を一度試してみてください。
但し、しばらく続けても口のネバネバ感が持続する場合は、歯科医師に相談することをお勧めします。
歯科医師は口腔の状態を評価し、適切な診断と治療を提案してくれます。
例えば以下のような検査や処置を行います。
・口腔検査
歯科医師が口の中を詳しく調べます。
歯や歯茎の健康状態、唾液の量と質、および口腔内の細菌の状態を確認することがあります。
・唾液の評価
唾液の量や質を評価するために、特定のテストが行われる場合があります。
・治療計画
診断結果に基づいて、適切な治療計画が立てられます。
口腔乾燥症の場合は、唾液の刺激を促すために特定の処置や薬物が使用されることがあります。
細菌感染が原因の場合は、抗生物質や口腔洗浄剤が処方されることがあります。
気になるようでしたら早めに歯科を受診し、歯科医師に相談してみて下さい。
適切な診断と治療を受けることが重要です。