子供の歯科検診の結果で、虫歯以外に書かれたわかりにくい用語についてお話したいと思います。
要注意乳歯(ようちゅういにゅうし)
これは、乳歯(乳歯とは、永久歯が生える前に生える子供の歯のこと)に問題や異常があることを示しています。
要注意乳歯は、虫歯や歯の形態の問題など、将来的に永久歯の健康に影響を与える可能性があることを意味します。
癒合歯(ゆごうし)
癒合歯は、乳歯または永久歯の形成過程で歯の一部が互いにくっついてしまう現象です。
通常、歯は個々の形態を持って成長しますが、癒合歯では2本以上の歯が一体化し、外見上は異常な形態を示します。
開咬(かいこう)
開咬は、上下の歯が噛み合う際に正常な咬み合わせが形成されず、上下の歯が完全に接触しない(噛み合っていない)状態を指します。
これは歯列異常の一つであり、噛み合わせの問題を引き起こす可能性があります。
失活歯(しっかつし)
失活歯は、歯の神経が死んでしまい、感覚や栄養を提供する機能を失った歯を指します。
通常、失活歯は黒っぽく変色したり、歯痛がなくなるなどの症状が現れます。
この状態の歯は、根管治療や抜歯などの処置が必要となる場合があります。
せっかく歯科検診を受けても、用語の意味がわからなくてそのままになってしまうと、口内の状態が悪化してしまいます。
用語の説明を読んでいただき、歯科医院でご相談や、お口のケアに役立ててください。