災害時の口腔ケアは、一般的な口腔衛生と同様に重要ですが、状況が制約されたり困難な場合でも、最善を尽くして口腔の健康を維持する方法があります。
① 水を確保する:
災害時には水が制限されることがあるため、できるだけ水を確保しましょう。
水は歯磨きやうがいに使用するために必要です。
② 歯みがき:
歯ブラシが手に入らない場合、指や布を湿らせて歯を拭くことで、プラークや食べかすを取り除くことができます。
歯みがき粉がない場合でも、水だけで磨くことも可能です。
③ うがい:
災害時にはうがいを行うことで、口内の細菌を一部減少させることができます。
水や塩水を使ってうがいを行い、口内を清潔に保ちましょう。
④ 食事の選択:
災害時には食糧が限られることがありますが、柔らかくて歯に負担をかけない食事を心がけることで、歯の健康を保つことができます。
⑤ 保湿:
口や唇が乾燥することがあるので、リップクリームや保湿クリームを使用して保湿を行いましょう。
乾燥によるひび割れを予防するためです。
⑥ 歯科医への相談:
災害が収束した後、歯科医に口腔の健康状態を確認してもらうことをおすすめします。
必要に応じて治療やアドバイスを受けることが重要です。
災害時は状況に応じて対応が必要ですが、上記の方法を適用することで、口腔の健康を最大限に保つことができます。
災害への備えとして、非常時の口腔ケア用品を備蓄しておくことも一つの方法です。
次回は非常時の口腔ケア用品をご案内します。