
麗子
飴ってついつい手がのびてしまうけれど、色々と危険なこともあるの。3つの理由をご紹介するわ。
理由1.シュガーレスでも油断は危険!飴は虫歯になりやすい
花子
のど飴はやっぱりキシリトール入りに限りますよね!カロリー控えめなノンシュガーだから、歯にも良さそうですし♪
川上太郎
確かにキシリトールは歯の再石灰化を助けてくれる成分だね。でも飴の中に50%以上含まれていないと効果がほぼないんだ。
それに、ノンシュガーでも砂糖の代わりに果汁やブドウ糖、クエン酸が入っていると虫歯ができやすくなってしまうんだよ。
それに、ノンシュガーでも砂糖の代わりに果汁やブドウ糖、クエン酸が入っていると虫歯ができやすくなってしまうんだよ。

麗子
果汁やブドウ糖の糖分は虫歯の栄養になるし、クエン酸は口腔内を酸性にするからやっぱり虫歯につながりやすいわね。
花子
ショックです…。
川上太郎
のどの痛みを抑えて虫歯を予防したいなら、のど飴よりもトローチがおすすめだよ。
理由2.中和が追い付かず虫歯や歯周病が進行しやすい
花子
飴ってゆっくりなめていればずっと味わえますし、ついもう1個、もう1個って手がのびちゃいますよね。
川上太郎
だらだら食べになりやすいというのも、飴が危険な理由の1つなんだ。だらだら食べていると口腔内が酸性に傾き続けてしまうから、中和が追い付かなくなりやすいんだよ。
花子
あ!中和が追い付かないということは、歯が溶けている時間も長いということですよね…。

川上太郎
そうなんだ。本来であれば唾液が口腔内を中性に戻して溶けた歯を修復するんだけど、だらだら食べていると修復が追い付かないから、今ある虫歯や歯周病が進行しやすくなってしまうんだよ。
花子
だらだら食べって危険…。
理由3.意外と高カロリー
麗子
花子さん、あなた飴が好きみたいだけど、飴の分のカロリーはきちんと計算しているのかしら?
花子
えー、飴の1粒くらいたいしたカロリーじゃないから大丈夫ですよ!
麗子
えぇ、1粒ならね…。でもあなた、1日1粒じゃないでしょう?
花子
うっ…言われてみれば…。

麗子
1粒10kcalだとして、10粒たべたら100kcal、バナナ(中)1本分と同じよ?
花子
そういわれると怖くなってきました…。
川上太郎
口腔内環境のためにも、1日5粒程度にしておくのがおすすめだよ。
まとめ
飴は虫歯や歯周病を促進させるだけでなく、うっかりカロリーオーバーになってしまう危険性もあります。虫歯や歯周病予防のためには、飴を食べた後に歯磨きをするか、せめてお茶や水でうがいをしましょう。
また、カロリーを気にするのであれば、食べる個数やタイミングを決めておくのが良いでしょう。のどの痛みや気分転換に飴は便利ですが、ほどほどにしておいた方が良さそうです。