歯科医院には虫歯や歯周病などの治療だけでなく、歯の黄ばみや歯並びなどに悩み、多くの人が訪れています。
歯や口に関する気になる症状や悩みはさまざまなものがありますが、男性と女性では悩みに違いがあるのでしょうか?
ここでは、歯や口の中の悩みに関する男性と女性の違い、また、年代の違いなどを解説します。
女性が気になるのは歯の着色
口や歯に関して気になっていることや悩みを尋ねると、虫歯や歯の着色、口臭などを挙げる人が多いです。
男女別に見ると、女性に多い悩みは「歯の着色や黄ばみ」で、ある調査では回答者の半数を超えていました。
男性が3割に満たないことを考えると、女性の割合の高さは特徴的です。
また、歯の着色を挙げた女性からは「見える部分だから」という意見やコーヒーや紅茶などをよく飲むので「黄ばんでいるから」という理由がみられました。
さらに、女性が悩みとして他に挙げたのは、口臭や虫歯、歯並びなどです。
男性に多い悩みは口臭や虫歯
一方、歯や口に関する男性の悩みは「口臭」や「虫歯」です。
口臭は女性の中にも気になるという人の割合が多く、また、虫歯を気にしている女性も少なくありません。
口臭と虫歯は男女ともに悩みの原因といえるでしょう。
他に、男性が気になる症状として挙げているのは歯並びの悪さや歯の着色、また、歯茎がやせてきたことや歯槽膿漏などです。
年代別にみた歯や口の悩み
歯や口の悩みを20代〜70代の年代別に調査した結果をご紹介しましょう。
20代〜40代の年代で多いのは「歯の着色や黄ばみ」や「虫歯」、また、50代〜70代では「歯茎のやせ」を気にする人の割合が増加します。
さらに、「口臭」について年代別にみると、20代〜50代までの各年代で口臭を気にしている人の割合はほぼ同じで変化がありません。
まとめ
歯や口の中の気になることや悩みについてアンケート調査を基に紹介しました。
男女別にみてみると女性は歯の着色を気にしている人が多く、調査によって割合は異なりますが上位を占めています。
また、女性の方が男性よりもよく笑っているという調査やおしゃべりをするのも女性の方が多いことなどを考えると、女性にとっての歯の見た目は重要な要因といえるでしょう。
一方、男性に多い口臭や虫歯の悩みは女性にも多く、男女に共通した悩みとなっています。