口臭は現代人のお口の悩みトップ3。
しかし気にしていても歯科医院に通院される方はその中の1割程度だと言われています。

口臭を指摘されたり、気になったときに歯科医院には行かず、歯を磨く時間を長くしたり、タブレットやガムを噛んだりうがいをするなどの一時的な対策を取られる方が多いと思います。

口臭の主な成分は揮発性硫黄化合物（硫化水素やメチルメルカプタン）です。
歯周病の病原菌は、硫化水素より悪臭の強いメチルメルカプタンを大量に作り出すため、口臭の原因になります。
口臭の原因の殆どは口の中にあり、歯周病、虫歯、歯垢、入れ歯の汚れによるものや、舌につく汚れである舌苔（ぜったい）によるものなどがあげられます。

舌苔とは口の粘膜の細胞が、身体の垢のように剥がれ落ち白く溜まって腐敗したものです。
基本的には食事をとる際に、歯でしっかり噛むことにより舌苔はきれいになります。
ただ口が乾燥しやすかったり、鼻が詰まるなどの原因により口呼吸になっている場合は、舌苔が付着しやすくなります。

様々なことを試しても改善されないから歯科医院へ、という方が多いとは思いますが、口臭の原因が何なのか診断するためにも、定期的な検診をおすすめします。